The Canadian Food Safety System カナダ食品安全システム

カナダにおける食品安全システムは、カナダ政府と国内のビーフ産業界との強固なパートナーシップにより構築され、
国際的にも高く評価されています。


畜牛個体識別システム
カナダ畜牛個体識別システムは、カナダ連邦法の定めるところによりCFIAによって施行されています。生まれた群を離れる牛の各個体には、コード化した個別IDナンバーを持つCCIA認定RFID(無線読取式ID)イヤタグの装着が義務付けられています。
このように制度化されたカナダ畜牛個体識別システムは、迅速で正確な個体識別を可能にするRFIDとオンラインデータベースを活用しています。

残留化学薬品検査プログラム
カナダの全国残留化学薬品モニタリングプログラム(NCRMP)は、牛肉の脂肪や筋組織、内臓器官などをサンプルとして採取し、残留化学薬品の検査を行ないます。このテストにより、農薬や工業薬品のほか、家畜用薬剤の残留度を監視します。

検査により何らかの化学成分の残留が確認された場合、連邦の食品・薬品法が定める最大残留許容値に違反していないかどうかを調査、判定します。万が一、違反が発見された場合には追加調査を行い、適法であるかを調べる詳しい検査が行なわれます。

牛の飼料の安全システム
カCFIA(カナダ食品検査庁)は、全国規模の家畜飼料プログラムを実施しています。これは家畜用飼料がカナダ政府の定める飼料法を遵守し、生産・販売されていることを確認するために行なわれるものです。飼料部門の担当官による販売開始前の製品の評価や、カナダ各地で勤務するCFIAフィールドスタッフによる販売後の検査やモニタリングが行なわれています。
カナダ国内の市販飼料製造業者を代表する産業団体であるカナダ家畜栄養協会(ANAC)は、FeedAssureTMと呼ばれるプログラムを開発しました。これは飼料メーカーに対してHACCPの方針に沿った製造を行なうことを求めるものです。具体的には、飼料工場における完全なHACCPプランおよび必須プログラムの策定と実行、そして第三者機関による監査の実施などが規定されています。現在市販されている家畜用飼料の70%以上は、FeedAssureTMプログラムに基づいてHACCPの承認を受けた飼料工場で製造されています。(FeedAssureTMプログラムの詳細は www.feedassure.com でご覧ください。)

動物疾患の監視
CFIAの動物疾患監視部門は、何らかの動物疾患が発生した場合にそれを検知し、しかるべき対応をとるための活動に従事しています。全国的なネットワークにより、カナダ全国の獣医師、州、大学の診断検査機関、連邦政府がそれぞれの能力を発揮、協力して疾患を検出する態勢が整備されています。
報告すべき動物疾患についての調査結果は、OIEに報告されます。他国との協力を通じて家畜と人の健康を守る最良のアプローチの確立を目指すカナダにとって、情報交換は重要な取り組みの一つです。